イレギュラーウィンター
2024年03月07日発売
「遠く離れ澄んで」、「電飾や人だかりの足元に落ちて光る鱗」、「ロケット」、「イレギュラーウィンター」の4章からなる純文学小説。
主人公は病気療養からタイの大学に復学した日本人学生。熱帯を舞台に友人たちと軽快に旅するロードムービー青春譚は、土着の精霊信仰のモチーフと農村の生活を下敷きにしたマジックレアリズム、さらにはインド神話と異常気象が交錯する神話的クライマックスへと発展していく。
主人公の精神状態とシンクロして鏡のように変貌するコロキアル文体、プムプアン・ドゥアンチャンの歌唱は混沌とした季節を解放する。
会えるなら会いに行くし、手を繋ぐことができるなら手を繋ごう、電話もできそうなら、朝までたくさん話そう。
↓ちょっと読める↓
https://dsr-text.com/the-irregular-winter/
140ページ(だいたい75,000字)
179×105
(印刷の仕様上表面に多少の擦れ・指紋ある場合があり、経年で目立ちそうではありますが、許してクレm。傷やない、絆。誤字あり注意)